脳とホルモンで読み解く、食欲コントロールの新常識!
食欲は意志じゃなくて“仕組み”で整える時代!
「ダイエット中なのに、なぜか冷蔵庫の前に立ってる。」
「気づいたらポテチの袋が空いている。」
「むしろ、いつの間に⁉ え?私⁉」
──はい、あるあるです。
ですが、ここで言わせてください。
食欲って、意志の問題じゃありません!
「もっと自分を律しなきゃ」
「私って本当にダメだな…」
そんなふうに思い詰めてしまう前に、知ってほしいんです。
実はその“止まらない食欲”、
あなたの脳とホルモンが勝手に操作してるだけかもしれません。
だから今回は、
「気合い」じゃなく「仕組み」で整える食欲コントロールについて、
解説していきます!
食欲は「我慢」で抑えるものじゃない。仕組みを理解すれば、自然に整います。
食欲は「我慢」で抑えるものじゃない
私たちの食欲は、主に2つのホルモンによってコントロールされています。
🔵グレリン
「お腹すいた〜!」と叫ぶホルモン。空腹感を強くする。
🔴レプチン
「もう満腹だよ」と脳に教えてくれるホルモン。満足感をつくる。
この2つのバランスが取れていれば、
自然に「適量」で満足できる体になります。
ところが…
🛌 睡眠不足
📱ながら食べ
😫 ストレス過多
こういった要素があると、
グレリンが増えすぎたり、レプチンの働きが鈍ったりして、
“ずっとお腹が空いてる”モードに入ってしまうのです。
たとえば、こんな日ありませんか?
・夜中、スマホ片手にお菓子が止まらない
・疲れている日に限って、甘いものがやたら食べたくなる
・満腹なのに、ついもう一口…
こうした現象、実はすでに研究でも証明されています。
研究でわかった!「食べすぎちゃう日」の正体
睡眠と食欲の関係
スタンフォード大学の研究(2004年)では、
睡眠時間が短いと、グレリン(空腹ホルモン)は増え、レプチン(満腹ホルモン)は減ることが明らかにされています。
つまり、寝不足の日は、食べすぎやすくなる状態。
ながら食べと満足度の低下
オランダの研究(2013年)では、
テレビを見ながら食事をした人は、満足感が低く、食後の間食量が増える傾向があると報告されています。
脳が「ちゃんと食べた」と認識しきれていないんですね。
ストレスと“快楽食”
ハーバード大学の報告によると、
ストレスが強いと、脳のドーパミン系が刺激されて、
高脂肪・高糖質なものを求める傾向が高まることがわかっています。
つまり、あなたが「なんか今日はやたら食べたいな…」と感じたとき、
それは体内の“生理的なスイッチ”が入ってる状態。
決して、あなたの意思が弱いわけではありません。
仕組みを整えれば、ちゃんと食欲は落ち着いてくるんです。
食欲コントロールのカギは、「気合い」ではなく「環境と仕組み」の見直し!
まずやるべき!食欲コントロール3つのステップ
まずはこの3つから試してみましょう👇
✅ 夜はしっかり寝る
✅ スマホやテレビを消して、集中して“味わって”食べる
✅ 香り・食感・噛む感覚・食事の盛り付け➡︎五感をフル活用して食べる
それだけでも、
あなたの脳とホルモンは「もう満足!」とちゃんと伝えてくれるようになります。
まとめ:食欲は「我慢」じゃなく「整える」もの
食欲を抑えるために、自分を責める必要はありません。
大事なのは、ホルモンや脳の「仕組み」を知って、上手に整えてあげること。
ちなみにスマホやテレビをみてしまうのは、意思の弱さかも…